ユーザーは小学生。堅牢性を維持しながら、外部サービスと柔軟に連携したい。パレットCMSを選んで大正解でした

塾講師として長年にわたって児童の学力向上に取り組まれてきた小林さん。日能研関西の新規事業としてチアスタディを立ち上げ、サービス構築からコンテンツ制作、運営まですべてを担当されています。パレットCMSとの出会いから現在までの話を聞きました。（取材：2024年1月）

チアスタディとはどういったサービスですか？

小学生向けのオンライン学習サービスです。国語や算数といった既存の教科以外に、「読解力育成」に特化した新教科が必要ではないかという仮説に基づき開発しました。本質的な読解力の土台を構築し、その上に既存の教科学習を積み上げるからこそ、知識やスキルを効率的に習得できる。「教科を貫く読解力の育成」を理念に掲げています。

チアスタディは2022年6月にプレオープンし、2023年5月に本格稼働しました。初の受験シーズンとなった2024年1月、様々なドラマとともにうれしい知らせが届きはじめています。

リリースまでの経緯を教えてください

イメージは10年ほど前、前職の頃からありました。縁あって日能研関西に就職し、新規事業の立ち上げを打診されて、温めていた企画が動き出した形です。当初は対面を想定したカリキュラムでしたが、近年の社会環境の変化やビジネス上の効率を考慮して、オンライン学習サービスへと方向を転換しました。

当初は学習システムの開発会社とデザイン会社と私の三者で進めていましたが、オンラインの事業スキームにはCMSが必要でした。学習システムの開発会社が個人情報の管理を領域外としていたこともあり、一般的な顧客管理＋システム連携が必須です。
スタートアップ時点でコストをかけるのはリスクが大きいため、適正価格で信頼の置けるクラウドサービスを探していました。

パレットCMS導入の決め手は？

重要視したのは、会員登録・ログインから学習システムへのアクセスがワンストップで実現すること。小学生が使うシステムなので、簡単かつわかりやすくなければならない。条件を満たすシステムを調べて、候補を2、3社に絞りました。

価格やシステムへの信頼性も考慮しましたが、最終的な決め手は営業担当です。数社の担当者とやり取りを進めるなか、回答や提案が速くて的確、最もプロフェッショナルを感じたのがパレットCMSでした。結果的に大正解。これだけきっちり対応してくれる担当者はなかなかいません。

システム面でも、すべてがワンストップで完結する仕組みでこちらの希望通りでした。オプションで機能を追加でき、管理画面も使いやすく、とにかく便利。サポート体制も充実しているし、他社にもおすすめです。こういったシステムを求めている人は多いんじゃないでしょうか。

パレットCMSへの要望や、今後の展望について教えてください

ビジネスは、フェーズによって必要な機能・サービスが変わります。チアスタディは導入フェーズなので、現時点では十分です。

今後は、ユーザー増加に伴うコミュニケーション促進が重要な課題と考えています。在宅のオンラインサービスなので、対面の指導に比べるとコミュニケーションが希薄で、帰属意識が育ちにくい。子どもたちが自主的にPCやタブレットを立ち上げてサービスにログインするという行動を促す仕掛けが必要です。

これまでの在宅学習サービスはコンテンツ提供だけと割り切れていましたが、今は児童のモチベーション管理も求められます。求められる以上は応えたい。パレットCMSには、コミュニケーション促進の施策を一緒に考えていけると期待しています。